楽天は政府の軍門に降るのか?(頑張れ楽天)…という話

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こんばんは
管理人の彰篠宮です。

 

今回の記事は、「楽天と日本郵便が資本業務提携」というニュースについてです。

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楽天の今年度の決算は厳しいらしい

1995年11月、三木谷浩史氏は30歳で起業し、コンサルティング会社のクリムゾングループを設立しました。その1年余り後の1997年2月の現在の楽天(当時は株式会社エム・ディー・エムという企業名)を興し、現在に至っています。

 

2020年度通期決算は

  • 売上高:1兆4,555億円
  • 営業損益:▲1,027億円
  • 最終損益:▲1,141億円

という見通しです。売上高は前年比で15,2%増。巨大な赤字はモバイルや物流などの事業への先行投資がかさんでいるのが原因だそうです。

 

楽天モバイル事業の決算は、2020年第4四半期では売上451億円に対し、営業損益は▲725億円の予定で、楽天モバイルの山田善久社長は次の様に説明しています。

「ネットワークを(前倒しの計画で)構築している故の損失」

先行する3社に対抗するのは大変だと思います。

 

小生は、楽天の余り洗練されていない印象が余り好きではなく、昔はamazon一択で買い物をしておりました。ところが、最近は国内企業をしっかりと応援したい気持ちもあり楽天も確認し、送料含めた価格的に安い方で購入する様にしています。その裏側には、日本市場がamazonに食い荒らされて終わりになるのは、悲しいよね、という気持ちも隠れています

 

それと、経営者の端くれとして、裸一貫で始めた楽天をここまで大きくした三木谷浩史のことをスゲェなぁ、頑張って欲しいなぁと思う気持ちもまた、楽天の使用頻度を上げる原因にもなっていると感じています。

 

ベンチャーから巨大企業を立ち上げた結果がこれか…

その楽天ですが、3/12に大きな発表がありました。それは、日本郵政から楽天が1,500億円の出資を受けるというニュースです。

 

楽天と日本郵便が資本業務提携 4月に詳細施策発表へ

日本郵政と楽天、資本業務提携で協業を全面強化 楽天に1500億円出資 多方面で相互サポート

楽天・三木谷氏「創業以来の大型出資の受入れ」…日本郵政が約1500億円の出資、モバイル・金融などで提携へ

 

巨額な赤字を計上し、それでもモバイル事業への先行投資を行わなければならない状況にある楽天が、その生き残りを模索したのでしょうかねぇ。

 

日本郵政といえば、元は郵政公社だったのが民営化されて現在に至っていますが、大株主を見ると何と財務省が最大の株主で、発行済株式総数のうち63%を保有しているんですよ。何と申しましょうか、半分以上「国営企業」みたいなものではないかと思います。

下に、大株主上位10者を表にしたのでご覧下さい。

大株主

(2020/9/30時点)

氏名または名称 所有株式数
(千株)
発行済株式総数に対す
る所有株式数の割合
(%)
財務大臣 2,559,524 63.29
日本マスタートラスト信託銀行株式会社 107,363 2.65
日本郵政社員持株会 73,831 1.82
株式会社日本カストディ銀行 61,082 1.51
STATE STREET BANK WEST CLIENT 35,986 0.88
株式会社日本カストディ銀行 32,659 0.80
GOVERNMENT OF NORWAY 23,448 0.57
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 21,879 0.54
JP MORGAN CHASE BANK 21,464 0.53
JP MORGAN CHASE BANK 18,453 0.45
2,955,693 73.09

何と申しましょうか…独立路線で頑張ってきたけど経営的に続けて行くためには、(半?)国営企業から出資を受けねばならないのか…とチョト残念な気持ちです。

 

 

いかがでしたか

今回は「楽天は政府の軍門に降るのか?(頑張れ楽天)…という話」と題して、「楽天と日本郵便が資本業務提携」というニュースについて記事を書きました。記事の締めで残念という言葉を使いましたが、三木谷浩史氏や楽天には頑張って欲しい!と思う気持ちは些かも揺るぎはしません。今後の多方面への展開に期待したいと思います。

それと、週明けの株式市場の動き、見守りましょう。

それではまた

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