卑近な話ですが、小生が執務室で使っているiMac27インチが壊れました。故スティーブ・ジョブズが亡くなった日にセットアップして使い始めた思い出深いMacです。
画面が真っ白になり再起動を延々と繰り返すものの、ログイン画面にたどり着けない、という症状です。
ネットで調べてみると、同様の症例が少なからずあり、HDD交換で修理出来るらしいです。
小生自信も、暫く前にメモリを増設したばかりで快適に動いているので、ここで買い換えようという気持ちは毛頭なかったのですが、1年ほど前に評判になったニュースがあった事を思い出し、今、修理するか? 買い替えるか? で逡巡しているのです。
まずは、そのニュースの記事を御覧ください。
上がアップルの公式サイト「環境-よくある質問」の、第2段落「Appleは、Apple製品の温室効果ガスのライフサイクル評価をどのように行っていますか」の第2項の中で
「1人目の所有者を基準にした使用年数は、OS XまたはtvOSを搭載したデバイスは4年、iOSまたはwatchOSを搭載したデバイスは3年を想定しています」
(アップル公式サイトからの引用)
と書いています。以下のリンクからご覧下さい。
→Appleの環境への取り組みに関する質問に詳しくお答えします。(アップル公式サイト)
この下のリンクは、上のアップルの見解を受けてのForbesの記事です。
→訂正:iPhoneの使用は3年想定!? アップルが回答(Forbes日本版)
Macの使用年数が4年が適当というのであれば、今回の故障は買い替え時期に対する天啓ということも考えられますが、些か短くなくね? とも思うので、アップルに電話して尋ねてみました。
そこで得られた回答が極めて良心的なものに感じられたので、読者の皆様に是非ご報告申し上げたいと思いました。
そのアップルから貰った見解とは、以下のものです。
「現在のmacOS Sierraは、iMacの場合2009年後半のモデル以降にしか対応していません(小生註:macOS SierraはWWDC2016で発表されたOS)。という事は7年以上前の機種は最新のOSに対応出来ないということです。そうした事から、お客様が最新のOSをご希望になられる場合は、6〜7年での買い替えが必要になるということです。」
このアップル側の言葉で、ユーザーが最新のOSの恩恵を望む場合は、6〜7年毎のハード買い替え対応が必要である、という明確な指針を貰った思いがしました。
ここで、最新のOSに対応できるMacのハードウエアの条件を調べますと、以下のモデルがmacOS Sierraに対応している、と公式サイトにありました。
- MacBook(Late 2009以降)
- MacBook Pro(Mid 2010以降)
- MacBook Air(Late 2010以降)
- Mac mini(Mid 2010以降)
- iMac(Late 2009以降)
- Mac Pro(Mid 2010以降)
小生が、ここでiMacのHDDを交換しても、あと1〜2年で最新のOSには対応出来なくなってしまう、ということなんですねぇ。macOSはそのバージョンが上がる度に、持っているアップル製品との親和性が増し、その使い勝手の向上の効果が大いにあるんです。
iPhoneとThinkPadでは感じることが出来ないメリットが、iPhoneとMacとでは単一の製品のみを保有している場合では感じられない相乗効果をもって大きなメリットと感じられるんですよ。
小生は、決めました。
この5年半、毎日使ったiMacとお別れします。当面はMac miniとCinema Displayという組み合わせと、モバイル用にMacBook Proとで仕事をやりますワ。
この判断のきっかけをくれたアップルのサポセンには感謝感謝です。
今日の記事はここまでです。
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