かくて家事は親から子に…という話

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食器洗浄機の稼働を終えるブザーが鳴ると、そそくさと片付けに行き、まだ洗い物に残りがあれば、次のをセットし…またGO!

 

家事の中でも、小生がとりわけ好きな後片付けの一場面です。その時、ある作業をする度に思い出すことがあります。

 

その作業は、ザルの後片付けです。

 

拙宅のザルは、フレームと金網とを繋ぐ部分の構造的な問題で水分が残っています。食器洗浄機で延々と乾燥工程を終えた後でもです。

 

なので、ザルが洗い物の中にあった場合は、乾拭き用の布巾の端を持ち、鞭を振るう様に布巾を振りザルに打ち付けます。すると、ザルの構造物に残っている水滴が叩きつけられた布巾に吸い取られるのです。

 

この作業は、母が小生に教えてくれたものです。母がキッチンでザルをペシペシ…とやって居るのをみていた小生に母が

 

「ザルを片付けるときは、こうして布巾を打ち付けるようにして水分を取るの…」

 

みたいな感じだったと思います。まぁ、ペシペシ…とするのはストレスの発散にも大変よろしい…のではないでしょうか。

 

こういうのは、家事の技術が伝承された、というべきなんでしょうね。思い起こせば、出汁のとり方や、出汁を取ったあとの鰹節や昆布で作る佃煮のこと、カレーの作り方、お米の炊き方、フキの調理…色々教わりました。

 

拙宅ではどうだろう。愚妻が豚児には様々なことを話しているかもしれないけど、豚児も社会人で、小生が受けた様な伝承の機会はどんどん減っていくのだろうなぁ。そう思うと些か寂しいものがありますね。特に、後片付けは、あまり好まれない家事でもありますからねぇ、さらに厳しい状況であると言わざるを得ないでしょう。

 

冒頭にも書きましたが、小生は家事の中で後片付けが最も好きです。だって、これの出来が悪くてメシマズ…なんて不幸な事態に陥る心配が無いでしょう!ただ、破壊しない様に注意を払ってやれば良いので、ひたすら、無心に作業が出来る。この淡々とした世界が楽ちんこの上ないんですもの。

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城北の雑記林 by 彰篠宮

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