君はその仕事が楽しいのか? と問われた話

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最近、故あって様々な仕事が入ってきます。
小生が起業したころ最も力を入れていたのは食材関係の仕事なのですが、その他に、生活を支える副業とでもいうべきものが複数あります。一つは水泳の仕事であり、これはいわゆる「水商売…」、更には書籍販売の仕事。これは通常の仕事を終えた後、夜にやるので「夜のお仕事…」。そして最近はネット関係の仕事にも手を出し始めています。

 

まぁ、人生は山あり谷ありだなぁ、とのんきに構えている小生ではありますが、事業環境の変化にその運営方針も翻弄されたりすることも多々あるワケです。そんな時に思い出す事があります。

 

十年ほど前のある夜のこと、中国料理界の重鎮であるカリスマ・シェフY氏と話をしていて、小生の仕事に話が及んだ時、その「夜のお仕事…」の話を申し上げた際、そのシェフの口から表記の問いかけがあったのです。それが

 

「君はその仕事が楽しいのか?」

 

でした。その問に対して小生は

 

「事業の立ち上げに当たって、本意では無い仕事であってもやらねば生活が出来ない場合もあり、小生の仕事が正にそれに当たる・・・」

 

といった説明でお茶を濁したのでした。続けてそのシェフ曰く

 

「私はね、楽しい仕事だけをやって来たよ。これからもそうする積もりだ。」

 

「篠塚さんの、その夜の仕事が楽しいのかどうか判らなかったのだ。」

 

楽しいから続けられる。これは尤もな話です。小生をこの夜の仕事に駆り立てる物は一体何なのだろうか、と思いを巡らすと、ある一つの考えに突き当たったのです。それは、決して

 

「この仕事をしなければ、家族が路頭に・・・」

 

といった悲壮なものではなく(半分はウソが入っているかもw)、

 

「新しい事業を立ち上げ、今までに無い市場を開こうと奮闘している、或る男の夢を後押しし、成し遂げさせる。そして自らもその男の夢の実現に立ち会うのだ・・・」

 

というものです。まぁ、尤も、現実にはその或る男の夢も破れたのですがね。

 

日々の活動が、世知辛い<勘定>に流されるのでは無く、魂を突き動かす様な<感情>によって支えられている事が、大切な様な気がします。件のシェフは、その感情を楽しさと表現し、小生は夢と言い表すのです。そしてその感情に支えられつつ、自分の置かれている状況を冷静に俯瞰し、適切に行動する、こんな風に出来たら良いなぁ。

 

<勘定>は、正確に言えば良い<勘定>は、そうした<感情>に基づく所作の結果として、小生に喜びをもたらしてくれれば、と思います。もっと分かりやすく言えば

 

「仕事は夢に由来した楽しい事をやろうよ!それで結果が出ればHAPPYだし、HAPPYになるためにどうすればよいか考えよう!」

 

という感じかもしれません。迷ったら、夢に立ち返れば良いのです。小生的には。

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城北の雑記林 by 彰篠宮

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