出版市場における電子書籍のシェアが一層拡大。お得な配信サービスは何か…という話

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こんばんは
管理人の彰篠宮です。

今回は、電子書籍をどこで購入したら良いか?についての記事です。

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1.出版市場の統計を見てビックリ! 電子書籍の大半はコミック!

出版業界の調査研究機関である(公社)全国出版協会・出版科学研究所は2021/01に2020年(1~12月)の出版市場の統計を『出版月報』で発表しました。

  • 紙と電子を合算した出版市場 :1兆6,168億円(前年比+4.8%)
  • 紙の出版物(書籍・雑誌合計):1兆2,237億円(前年比▲1.0%)
  • 電子出版市場        :3,931億円(前年比+28.0%)

2020年の出版市場(推定販売金額)はで、紙の出版市場が1.0%減とマイナス成長、電子出版市場が28.0%増と大きく伸長したことで、合計では2年連続のプラスでした。出版市場の成長を電子書籍が支えているのですねぇ。その電子書籍の、出版市場全体における占有率は24.3%で、前年の19.9%から4.4%上昇して金額ベースでは1/4に迫る勢いです。

2020年の出版市場

 

その出版市場を支える電子出版市場のデータを見るとさらにビックリです。上記した電子出版市場3,931億円の内訳は以下の通りです。

  • 電子コミック:3,420億円(前年比+31.9%)
  • 電子書籍  :401億円(前年比+14.9%)
  • 電子雑誌  :110億円(前年比▲15.4%)

電子出版市場全体では対前年比+28.0%と大きく伸びており、「鬼滅の刃」の大ヒットやコロナ禍の「巣ごもり需要」でユーザーが増加し、客単価も上昇したことが要因だと考えられています。

電子書籍でコミックで読む人が多いという情報は知っていましたが、電子出版市場におけるコミックの割合はなんと87%を占めており、電子書籍のユーザーの大半がコミックを読んでいることがわかりました。

2.コミック市場のデータを見てまたまたビックリ!

出版業界の調査研究機関である(公社)全国出版協会・出版科学研究所は2021/02に2020年(1~12月)のコミック市場の統計を『出版月報』で発表しました。

  • 紙と電子を合算したコミック市場 :6,126億円(前年比+23.0%)
  • 紙のコミックス(単行本)    :2,079億円(前年比+24.9%)
  • 紙のコミック誌         :627億円(前年比▲13.2%)
  • 電子コミック(電子コミック誌含):3,420億円(前年比+31.9%)

紙と電子を合わせたコミック市場規模(推定販売金額)は前年比23.0%増の6,126億円と、初めて6千億円を突破。ピークだった1995年の5,864億円を超え、1978年の統計開始以来過去最大の市場規模となりました。

この市場規模拡大の起爆剤はやはりあの「鬼滅の刃」で、他のヒット作も巣ごもり需要の影響で伸び、紙のコミックス(単行本)は「鬼滅の刃」を除いても前年の市場規模を上回りました。その一方で、コミック誌は読者離れに歯止めが掛からず、厳しい状況が続いているそうです。

コミック市場における紙と電子との比率は、2019年にすでに電子の方が金額ベースで上回っておりますが、2020年にはその差がさらに広がり、電子コミックの市場は紙の1.26倍にまで大きくなりました。

電子書籍でコミックを読む人が多いだけでなく、コミックは電子書籍で読む人のほうが遥かに大きくなっている事を知り、小生はまたまたビックリでした。

2020年のコミック市場

 

3.何を介して電子書籍を読むのが良いか?

電子書籍は、ショッピングモールに関連するストアだけではなく、実に様々な電子書籍専門のストアが存在します。今回はまず、国内3大ショッピングモールが運営に関わっているストアをご紹介します。

 

インプレス総合研究所が2020/07に調査した「電子書籍を利用(有・無料不問)している人が利用している電子書籍サービスやアプリ」のデータによりますと、Kindleは1位(26.0%)、楽天Koboは5位(13.6%)、ebookjapanは14位(7.1%)でした。ちなみに、2位はLINEコミックでした。

品揃えはKindleが700万タイトル以上、楽天Koboは300万タイトル以上、ebookjapanは65万タイトル以上です。それぞれに、セール・無料&お試しといった販売キャンペーンがあります。

何処を使って行けば良いか?については、小生は普段から良く買い物をする場所で電子書籍も買うのが便利だと考えます。商品の紹介画面一つにしても、見慣れたストアの方が見やすいことは否定出来ません。それと、購入時にポイントが付与される場合があり、それぞれに電子書籍の購入の際もポイントで購入することも出来ます。そういったポイント絡みからも、amazonを使い慣れているならKindle、楽天市場なら楽天Kobo、ヤフーショッピングならebookjapanを使うのがお得なのかもしれません。ただ、ebookjapanは「ヤフーショッピング版ebookjapan」というのもあり、若干のサービスの違いがあるそうです。

 

Kindleならではのお得な使い方もある

amazonのKindleには「Kindle Unlimited」という月額980円の定額読み放題サービスがあります。

なんと和書は12万冊以上、洋書は120万冊以上、コミックも3万冊以上が読み放題と極めてお得なプランです。

さらにプライム会員なら、追加料金無しで約900冊の対象書籍を無料で読める「Prime Reading」の利用が可能です。あなたがプライム会員であるなら、Kindleを、そしてPrime Reading使わないのは勿体ないといっても差し支えありません。

 

楽天Koboにもお得なプランがある

雑誌を読みたい人は、月額380円で500誌以上(2020/08時点)の雑誌が読み放題となるサービス「楽天マガジン」がお得です。全17ジャンルで別冊やムックも、さらにはバックナンバーまで含まれているので、雑誌をよく読む人には有り難いサービスです。

 

 

書籍の品揃えには各店舗で違いがあります。コミック以外にも多くの書籍を読みたいのであれば、Kindleがその点数の豊富さで勝っていますが、コミックを読む事が多いのであれば、他の店舗でも有意差が無いかもしれません。前記した様に、ポイントの条件、読む書籍のジャンルの条件などを勘案のうえ、皆様各自の最適解を探されてみては如何でしょうか?

 

ちなみに小生は、コミックより活字本を読むことが多いこともあり「Kindle Unlimited」そして「Prime Reading」を使っています。

 

いかがでしたか?

今回は、出版市場でどんどん勢いを増す電子書籍について「書籍市場は電子書籍が一層拡大、お得な電子書籍サービスは何か…という話」と題して電子書籍の販売者についてあれこれ記事を書きました。小生にとっての電子書籍のメリットは、何といっても

  • 場所を取らないこと
  • 読み上げ機能など読書の楽しみ方の多様性があること

にあると思っています。

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城北の雑記林 by 彰篠宮

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