城北の雑記林 by 彰篠宮

「真空保存容器」を使って食品の酸化を防いでフードロス削減、これはイイ!…という話

こんばんは
管理人の彰篠宮です。

今回は、市中に溢れる様々なモノに物欲を刺激されまくっている小生が、その素晴らしいモノについてつらつらと書き綴る記事で、ご紹介するのは、既成概念を打ち破った画期的な真空保存容器です。

 

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真空とは?

真空と言われて真っ先に思い出すのは宇宙空間!という人も居れば、真空管や電球の中を想像する人も居るでしょう。マニアックに半導体製造のプロセスを思い出す方もおられるかもしれません。

 

でもね、真空とはもっと単純なものです。日本工業規格(JIS)は真空を次の様に定義しています。

  • 「通常の大気圧より低い圧力の気体で満たされた空間の状態。 」
  • 「圧力そのものをいうのではない。」

 

例えば、吸盤を壁面にグッと押し付けて吸着させた時、吸盤と壁面との間にある僅かな空間は「真空」です。あるいは、水泳を趣味とされている方は、スタート時にゴーグルをチョイと顔に押し付けて、その眼球とプラスティック製のカバーとの間にある空気をプッと押出しますが…その時、ゴーグルの中は定義上は「真空」です。

 

日本工業規格(JIS)では、さらにこの真空を圧力に応じて4つに分類しています。

名称 真空の圧力範囲
低真空 100kPa~100Pa (105Pa~102Pa)
中真空 100Pa~0.1Pa (102Pa~10-1Pa)
高真空 0.1Pa~10μPa (10-1Pa~10-5Pa)
超高真空 10μPa以下 (10-5Pa以下)

 

このうち一番真空度が低いのは「低真空」で高度60kmくらいまでの空間における圧力の状態を指します(表現が正しいか自信ありません)。高度60kmが100Pa(パスカル)で、地上が100kPaです。100kPaは地上なので、標準大気圧の1気圧。天気予報でおなじみの単位で申せば1,013.25hPa(ヘクトパスカル)です。

この1気圧より圧力が低い雰囲気が「真空」だとお考え下さい。

 

真空は身近でも結構見かけ、とても役立っています

この真空の概念は、身の回りをみると日常生活でも結構お世話になっていることがわかります。身近なのは食料品の真空パックではないでしょうか。

 

例えば、スーパーマーケットなどで時々行われている全国のお弁当大会の定番商品「イカ飯」です。

 

製造工場で丹精込めて作られたイカ飯、美味しいですよね。

 

小生自身も時々作ります。胴体にもち米をみっちりと詰め込まれて甘辛いタレによって煮られたイカは、出来上がった瞬間から徐々に劣化してしまいます。放っておいたら何日も持たずに食べられなくなってしまうでしょう。

 

ところが、雑菌が入っていない状態のイカ飯を真空パックで密封してしまえば、劣化の度合いは抑えられます。

 

スーパーマーケットの店先で、お客様が
「あ、イカ飯。食べたいなぁ〜」
などと言うか否かは知る由もありませんが、とにかく、そのお弁当箱を買い物かごに入れて、精算したのちに持ち帰ります。家で加熱し、ハサミなどで開封された真空パックからイカ飯は取り出され、カットされ盛り付けられて美味しい状態でお客様へ供されるのです。

 

こうした美味しいイカ飯がいつでも食べられるのは「真空」のおかげなのかもしれません。

 

また、フードシーラーが自宅にもあり、実際に真空パックを有効活用されている方々もきっとおられるでしょう。でも、本日紹介するのは、そうした袋詰したものをパックするという既成概念とはまったく異なる画期的な商品です。

 

レコルト フードストッカー RFS-1

容器の中に真空の雰囲気を作り、そこで食料品を保存するもので、商品名はレコルト(recolte)というブランドのフードストッカー RFS-1です。

 

フードストッカー RFS-1の概要

この『 レコルト フードストッカー(recolte Food Stocker)RFS-1』は、蓋の中央にあるボタンを押すだけで3分程度で内部を自動25%減圧し真空の雰囲気にする保存容器で、次のような特徴を持っています。

 

 

使い方も至って簡単!

1.まず充電。充電時間は4-6時間程度。フル充電で三週間使用可能。追加充電ももちろん可能。

2.保存したいものを入れる。

3.フタをしてスイッチンON!

4.あとはRFS-1におまかせ。

5.フタを開ければいつでも取り出せます

6.フタを戻せばまた真空保存

これがRFS-1!

 

オススメの用途は?

ペットフード(ドライ)

小生としては、ペット用のドライフードの保存用に特にオススメです。

 

犬や猫の嗅覚は敏感です。その他は、セキセイインコしか飼った事が無いので分かりません。ちなみにインコは人間と同程度、もしくはやや上回る程度の嗅覚だそうです。

 

ペットフードは開封した瞬間から酸化が始まります。ダメですよ!

酸化(参加)することに意義がある!

なぁんて言っては。

 

酸化すると風味が落ちます。拙宅でも猫が4匹居て、ドライフードを230g/日ほど使います。ところが、何種類かの商品を並行使用していることもあり500gの小さめの袋でも開封して使い終わるまで数日掛かります。

 

そうした香りが命のペットフードも真空保存することで、酸化や湿気などから守られて劣化を幾らかでも抑えることが出来ます。

 

この装置のおおよその大きさは幅24.5×奥行24.5×高さ24cmで、楽天でのレビューによれば

500gの袋であれば3つほど、1.5kgの袋であれば2つは入る

大きさだそうです。お米が5kg入るので、それからも大きさのイメージは湧くと思います。

 

香りが大切なもの

パッと思いつくのがお茶、海苔、香辛料など

 

湿度に弱いもの

穀物や粉物、乾麺、乾物など

 

こうしてみると、食料品には結構なものが、この「真空保存容器」を使った方が良さそうなことがわかります。

ただ、2つ大切なご注意を申し上げておきましょう。

  1. この商品は賞味期限や消費期限を延長するものではありません。期限内での食品劣化を抑えるためのものです。
  2. この商品には冷蔵機能はありません。常温保存の乾物用です。冷蔵保存が必要なものは冷蔵庫にて保存しましょう(本製品ごと冷蔵庫に入れることは出来ません)。

何事にも正しい使い方、というものがあることは忘れてはいけませんね。

 

あ、そうそう、機能のことばかり申し上げましたが、このの『 レコルト フードストッカー(recolte Food Stocker)RFS-1』はデザイン、や色使いも穏やかで自己主張が少ないので部屋の中であまり目立ちません。それもイケてる美点の一つですよ。

 

いかがでしたか

今回は「「真空保存容器」を使って食品の酸化を防いでフードロス削減、これはイイ!…という話」と題して、大気より減圧した雰囲気のなかで食品を保存することができる容器をご紹介しました。フタを開ければ鮮度が保たれたものがある…というのはありがたいことだと思います。

それではまた

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