君こそスターだ! 走者は喜劇の主役になれる! その舞台は聖火リレー…という話。

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こんばんは
管理人の彰篠宮です。

今回は、この連休に行われた沖縄県での聖火リレーについてあれこれ書きたいと思います。

一体何のための聖火リレーか?

3月25日に福島県を出発した五輪・パラリンピック東京大会の聖火リレーは、この連休、沖縄県を走っています。ところが、新型コロナウィルスの感染拡大防止策のため、沖縄本島内では公道での聖火リレーが中止となってしまいました。

そのため、無観客での実施となり、そのための特設コースが名護市と糸満市に設置されました。下に掲げる白い幕の写真、一体何なのだと思われますか?

これは、聖火リレー会場の目隠し用シートなのです。

聖火リレーが行われている会場に隣接する国道58号沿いには、「立入禁止」と書かれた黄色の規制線や目隠しのフェンスがぐるりと数百メートルにわたり張り巡らされ、そこには間隔を空けて警備員が60人も配置されていたそうです。

動画を見ると、フェンスの中にある駐車場をグルグルと走っています。

フェンスを張り巡らせたのは、聖火リレーをひと目見ようとする住民が会場を訪れるのを避けるためであることは解りますが、聖火リレーを行う目的を考えると、繰り広げられている現実に、一体何のための…と疑問に思ってしまいます。

まぁ、派手なデコレーショントラック仕立て、それを繰り出して宣伝行為を行うスポンサー側の都合があることも確かであります。しかしながら、聖火リレーは五輪・オリンピックの歓迎ムード、お祭り気分を国民の中に高めるために行うのが本来の目的であると思うのですよね。

それを、形だけ行うために税金をかけて関係者と家族しか見ていないフェンスの中で行うとは、本当に何の意味があるのかと思います。

沖縄県は、この聖火リレーの開催予算として1億1千万円を準備したそうです。その予算で、会場の設営&撤去あるいは警備員、そういったことだけではありません。何と、関係者約1,600人のPCR検査費用を税金で負担しています。その1,600人の中には、ランナーやスタッフだけでなく、各ランナーが最大4人招待した家族や知人の分まで入っているのです。

沖縄県内の様々な意見。

沖縄県で読まれている新聞の98%は「琉球新報社」「沖縄タイムス社」が発刊しているもので、それ以外は読売新聞や朝日・毎日・日経といった全国紙を含めても2%だそうです。その多くの沖縄県民に読まれているであろう2紙の報道を見てみましょう。

走った人は好意的なコメントを寄せています。

「短い距離だったが、五輪が始まる序章を担えて光栄だ」
「那覇で走る予定だったが、娘が名護で走れたのは縁。感慨深いさ」
「沖縄の伝統を発信できた」
「これはこれで特別なリレーになった」
「僕の中でふつふつと何かが起こっている。この気持ちが歌になるかも」
「一目でも見たかった。間近で応援できないのは残念だけど、走る姿と火をつなぐ光景は感無量だった」

その一方で非好意的なコメントも、県内だけでなくネット上に見られました。

「なんか、きょうの会場は幕が張ってあって外からは見えないってよ」
「なんであんなに厳しく? おかしいやり方をしている」
「無意味の極み」
「もうVR(仮想現実)でええ」
「聖火リレーに関わる全ての方々は本当に凄(すご)い。でも…聖火リレーが地元に来て尚更(なおさら)思うのが、せっかく近くを走ってるのに見に行けないし『今日だったの?』ていう人も多いと思う。こんな状況でオリンピックやる気でいるのが理解できない。地域の祭り、学校行事が中止でオリンピック開催?何言ってんだ」
「コロナは緊迫した状況なんです。医療現場とあまりにも温度差が激しい。『みんなで一緒に乗り越える』と言うんだったら、みんなで一緒に我慢しましょうよ」
「聖火リレーも辺野古も国策。やめる勇気がないのかね」
「スポーツイベントを成功させないと支持率が下がるという思い込みが、県政にはあるんでしょうか。だって、五輪を開きたいのは辺野古新基地を造りたいのと同じ人たちですよ。同じ人たちが投げた変化球。県政はぼうぜんと見送ってストライクを取られるのか」

無料でPCR検査をやって貰って良かった!なぁんていうコメントは見つかりませんでした。

「無意味の極み」「今日だったの?」無観客の聖火リレー、ツイッター上では批判や皮肉も(5月3日琉球新報))
57年ぶり県内聖火リレー 「間近で応援できず残念だけど…」 名護市、密集避け異例の態勢(5月2日琉球新報)
沖縄に上陸した聖火リレー 白い幕で囲われた会場 五輪ムラの内と外に見た圧倒的な「落差」【現場ルポ】(5月3日沖縄タイムス)

観光が主力産業である沖縄県にとって、この新型コロナウィルス感染による社会環境の変化で、県内の産業は大変な打撃を被っている事は容易に想定されます。今回の聖火リレーに1億1千万円も税金を使うのであれば、困窮している県内の事業者に対する支援に振り向けるのが人道的ではないでしょうか。

せめて、せめてですよ、愛媛県の様なやり方の方がバカバカしさが薄らぐと思います。

沖縄県だけでなく、3月25日から今日まで、そして今日から7月まで聖火リレーは続けられ、日々、我々の血税が無駄に使われていくのは到底容認出来ることではありません。

 

また、日本ビジネスプレス(JBPress)では、元参議院議員、政治評論家。筆坂 秀世(ふでさか・ひでよ)氏が、現在の新型コロナウイルスが蔓延している状況下で行われている聖火リレーや政治の対応について舌鋒鋭く語っておられます。5ページに分かれていますがご一読下さい。

聖火リレーを喜々として報じるテレビ、無責任ぶりに呆れるばかり 進まないワクチン接種、聖火リレーを強行している場合か(1/5)
聖火リレーを喜々として報じるテレビ、無責任ぶりに呆れるばかり 進まないワクチン接種、聖火リレーを強行している場合か(2/5)
聖火リレーを喜々として報じるテレビ、無責任ぶりに呆れるばかり 進まないワクチン接種、聖火リレーを強行している場合か(3/5)
聖火リレーを喜々として報じるテレビ、無責任ぶりに呆れるばかり 進まないワクチン接種、聖火リレーを強行している場合か(4/5)
聖火リレーを喜々として報じるテレビ、無責任ぶりに呆れるばかり 進まないワクチン接種、聖火リレーを強行している場合か(5/5)

 

如何でしたか?

今回は、この連休に行われた沖縄県での聖火リレーについて「君こそスターだ! 走者は喜劇の主役になれる! その舞台は聖火リレー…という話。」と第して記事を書きました。

本来の、五輪気分を国内に盛り上げる事を目的とした聖火リレーが、人目を避ける様にして行われなければならない滑稽な現実が浮き彫りになってしまった出来事でしたねぇ。無意味な茶番をいつまで繰り広げる積りなのかは不明ですが、いい加減にして欲しいものです。

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