城北の雑記林 by 彰篠宮

選手を駒扱い、ボランティアは歯車扱いの組織委員会では安全な五輪・パラリンピック開催は無理…という話

こんばんは
管理人の彰篠宮です。

今回は、2/25発売の「週刊文春」にて報じられた五輪・パラリンピック東京大会の組織委員会の新会長に就任した橋本聖子氏の新たなセクハラ事件についてあれこれ書きます。このトップにある画像は橋本聖子氏の写真(CC-BY-SA3.0)でWikipediaから借用してきました。

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今度の犠牲者はフィギュアスケートの浅田真央選手

橋本聖子氏は2014年にソチ冬季五輪選手団の代表を務めていました。

同年4/25に行われた、入賞者に対する安倍首相主催の記念品贈呈式でその事件は起きました。その記念品贈呈式の画像は政府インターネットテレビの動画に残っています。下にそのリンクを貼り付けておきますね。

ソチオリンピック競技大会並びにパラリンピック競技大会入賞者に対する記念品贈呈式-平成26年4月25日

 

以下がそのハグ強要の一部始終です。

———-

17’18”辺りからフィギュアスケートの選手団と安倍首相との歓談が始まり

17’50″頃に橋本氏が浅田選手の脇にスッと立ち、何かを耳打ちする

そして橋本氏が安倍総理に

「浅田が総理にハグして欲しいって」

と告げる。浅田選手は

「イヤイヤ…」

と手を振って拒否。安倍総理も空気を察して

「ファンに怒られちゃうから」

「聖子ちゃんとは何回もハグしてるんだけどね。一杯飲んだら」

と上手くその場をやり過ごしたものの、橋本氏のしつこさは尋常ではなく、再び

19’57″頃に橋本氏が

「してもらいたいよね?総理に」

と。浅田選手は固辞して少し立っている位置を移動させたものの、ハグ強要の流れを受けてその次に握手した高橋成美選手が安倍総理とハグ。その際も、周りで

「真央ちゃん来るか!」

とはやし立てる。その後、高橋大輔選手と安倍総理が歓談した次に、羽生結弦選手に総理が向いた時、羽生選手が

20’20″頃、「じゃ、僕したら、真央ちゃんもしなきゃダメだよ」

と言いながらハグ。そうして、遂に…

20’28頃、浅田選手と安倍総理がハグ。

———

これでは橋本氏のパワハラ・セクハラ行為だけでなく、周りの選手も共犯ですねぇ。

詳しくは以下のニュースサイトをご覧下さい。

橋本聖子氏が「浅田真央選手に安倍首相とのハグ強要」と報道されたシーン、政府の動画に残っていた

選手だけでなく、全ての参加者のことなんて何も考えてません!

森喜朗前五輪・パラリンピック組織委員会会長の女性蔑視発言以降、大会ボランティア辞退の流れが止まりません。

大会ボランティア辞退者1000人に 東京五輪・パラ組織委

この後も、ボランティアの再募集を行うのでしょうが、夏の酷暑対策、そして新型コロナウィルスへの対策については、組織委員会からは何も公表されてきません。

そんな中で、2/26、河野太郎行政改革担当相は記者会見で、新型コロナウィルスのワクチンに関し、高齢者3600万人が2回接種できる量について、全国の自治体への配送を6月中に完了できると明らかにしました。すなわち、それより若い人々へのワクチンは更に遅れるということです。

高齢者ワクチン、6月中配送完了 河野氏、接種終了時期は明示せず

酷暑対策も自己管理で、コロナウィルス感染症対策もまた自己管理で行ってボランティアに参加してくれ、というのは明らかに国民の安全を無視した態度であると言わざるを得ません。

このような組織委員会では、選手はもとよりボランティア、アルバイトなどのサポーターの安全を確保した五輪・パラリンピックは開催できないのではないでしょうか。

小生は、選手の皆様には申し訳ないけどこんなクソ五輪ははやく止めて、その予算をコロナ対策に振り向けるべきだと思っています。

 

如何でしたか?

今回は、2/25発売の「週刊文春」にて報じられた五輪・パラリンピック東京大会の組織委員会の新会長に就任した橋本聖子氏の新たなセクハラ事件について「選手を駒扱い、ボランティアは歯車扱いの組織委員会では安全な五輪・パラリンピック開催は無理…という話」と第して記事を書きました。

アスリートファーストと言いつつ、実は、自分のコマとしか思って居ないことがバレバレな人格の持ち主である橋本聖子は、まさに政治家らしい二枚舌の使い主ではないでしょうか。

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