城北の雑記林 by 彰篠宮

人間をとる漁師となるのだ、という話

この題でピンと来た方、あなたはキリスト教に関わっている方に違いありません。
間違いない!!

 

表題の言葉の出典は聖書からです。
ペテロ(ローマのサン・ピエトロ寺院の名前にもなっているキリストの高弟)がキリストに弟子入りする時、キリストは
「恐れることはない。今からあなたは人間をとる漁師になるのだ」
という発言をされているのです。

マタイ伝の記述を以下に引用しておきましょう。

マタイによる福音書第4章より

4:18 さて、イエスがガリラヤの海べを歩いておられると、ふたりの兄弟、すなわち、ペテロと呼ばれたシモンとその兄弟アンデレとが、海に網を打っているのをごらんになった。彼らは漁師であった。

4:19 イエスは彼らに言われた、「わたしについてきなさい。あなたがたを、人間をとる漁師にしてあげよう」。

4:20 すると、彼らはすぐに網を捨てて、イエスに従った。

 

 

営業という職種、それは、一見商品を売る様に見えますが、実は、自分自身を売っています。自分自身を売り、顧客を獲得している訳で、ある意味「人間をとる漁師」とも言えるかもしれません。

 
ネットで商売をしよう、と決めた時から、この表題に掲げた「人間をとる漁師」という言葉の重みが身に染みます。目に見えない商品、手に取って確認することができない商品であるからこそ、こちらから情報発信して、接点の有無を感じて頂かなければならないのです。それはキャッチーなコピーを書く、というだけのことではなく、信用に足る情報・誠実な情報を発信することは大切な事です。

 

その為に、絶好のツールがあります。それはこうしたblogやメルマガです。幸いにして、それらは無料で発信出来、それをお読み下さるか否かは、読者に任されています。読者となった方々は、小生の扱う商品に興味をお持ち下さった方々です。即ち、将来のお客様になられる可能性のある方々なのです。客先が見えない市場に向けて発信した情報が、有望顧客層を篩い分けてくれるのです。それも極めて小予算で、情報次第では効果を生み出す事も可能です。

 

この様に書くと、身も蓋もない様に思われてしまうかもしれません。しかし、そうではないと思います。相手が少しでも見えるという事は、コミュニケーションがより良く図れるということにつながります。そして内容と同じくらい大切なのは、情報発信回数と継続、これは重要ポイントとなるでしょう。出来れば毎日にしたいところです。当方の発する情報もお客様のお力を頂いて、一層その質・量ともに向上させるのです。

 

ネットビジネスというものに限らずですが、営業は、つくづく人間をとる漁師なのだなぁ…と思います。その漁をするためには、情報発信という網は必須のものかもしれないなぁ…という話でありました。

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